菱餅ってなに?配色にこめられた意味って?起源がとっても複雑?


ひなまつりのときに菱餅って飾りました?

私は男で姉妹もいないので、母が自主的に雛人形を飾っているだけでした。
そのお飾りの中に三色の板切れが高杯に載ったものがありました。
お飾りのそれは当然本物という訳にはいかないので、食べたりしません
でしたので、小さいときはそれが食べ物だとは思いませんでした。



スポンサードリンク
  

菱餅ってなに?


小学校のいつだったか、気がついたら雛人形とともに菱型のあられが飾って
あるのに気がついて、お飾りのアレも食べ物なんだなと思ったのですが、
それが本当は餅で作るものだと知ったのはもっと後でした。

そもそもなんでお餅が菱形なのでしょう?
由来を調べると、大昔に宮中で似たような食べ物があっただとか、故事に出てきた
長生きの仙人にちなんでいるとか、

室町時代には足利家でそういうものを食べる習慣があったとか、小笠原流礼式の
小笠原家の家紋をかたどったものだとか、果ては心臓を模してという説もあって
正直わかりません。

色も赤・白・緑の三色が多いですが、地域によって2色だったり、5色、7色という
ところも。

これだけ諸説有るのも珍しい気がします。
どれが正しい説かというのも判断がつかないようです。あるいは各地で似たような
ものが独自におこって、現代では周知と思っているけれど実はそれが各地で違いが
あることに気がついていないだけなんでしょうか?

菱餅の色の意味?


3色の菱餅にはそれぞれの色に意味があるのだとか、
赤い餅は解毒作用のあるクチナシの実で色をつけ桃の花を表していて、桃と言えば
故事では仙人となるために食べるちからをもつ食べ物ですから、それにあやかって
健康を願っている。

白い餅は血圧低下の効果がある菱の実を入れ、清浄を表し残雪を模している。

緑の餅はヨモギを入れて春先の新芽によって穢れを祓う、というように
それぞれ意味があるのだとか。

調べればとりあえず意味があるとはおもしろいですね、昔からのしきたりや
習慣等の決まりごとにも何かしら意味があるとは、
それに囲まれて育ってきた方がうらやましくなりそうです。



スポンサードリンク

昔の人はそれとなくそれらの習慣に込められた意味も語っていたのでしょうが、
現代ではそれは伝わっていないように感じます。
なにせこれらの習慣を知らない、やっていないという家庭も増えていると
感じますからね。

菱餅の起源について


菱餅は内裏雛の前に1つずつ供えられている様が私にとっては自然なので、
宮中に似たような食べ物があったというところからもっと調べてみようと思います。

かつて宮中にあったのは菱葩餅(ひしはなびらもち)というもののようで、宮中を
出入りしていた茶人が、懇意にしていた菓匠と手を組んで作ったものが原型に
なったそうです。
さらに遡ると、そのもとになったのは平安時代の頃は宮中でお正月を祝うときの
鏡餅が紅白色で菱形をしていたのだとか

そうなると、本来は正月に飾られるべき?ですが、雛祭りが庶民の間でも行われる
ようになったのは江戸時代頃だそうです。そしてその元になったのは中国の
上巳の節という習慣で、人形(ひとがた)に厄を負ってもらって川などに流すもの
だったとか。

そして、雛祭りが一般的になるより前はきれいな人形を飾って遊ぶというのは
一部の武家の家ならではでした。それに憧れた商家などがまねをして人形を飾る
ようになって、いつのまにか上巳の節で人形を使うというのとごちゃ混ぜになった
というのがひとつ雛祭りの起源ではないかといわれているものです。

その時飾られていた人形というのが内裏雛で、小物の中に菱葩餅もあったので
一般庶民が菱形の菓子を目にするのは雛祭りのときになった
ということのようです。

菱餅についてのまとめ


菱餅はかなり数奇な経緯をもっているのですね。

ところで、私の家では餅ではなくて菱餅と同じ大きさと配色のあられだったのですが、
あれ結構おいしくて好きだったので機会があればまた食べたいのですけれど、
おっさん一人でわざわざ菱餅型のお菓子を食べるというのは、周りからどう見える
のかを考えるとぞっとしないですね。



スポンサードリンク